出前館に登録したときに必ずもらえる初回クーポン。
1,000円オフになるクーポンですので、何度も利用したいと思う人も多いでしょう。
しかし、複数のアカウントを作成して初回クーポンを利用すると、アカウントを永久に停止させられたり、逮捕されたりする危険があります。
実際に、初回クーポンを不正に受け取り逮捕された事例もあります。
この記事では、
- 出前館の複数アカウントの危険性
- 出前館で初回クーポンを不正にもらい逮捕された人
について解説していきます。
初回クーポンをもらうために複数のアカウントを作ろうと思っている人は、この記事を最後まで読んでください。
そして、逮捕されたくなければ複数のアカウントを作るのはやめておきましょう。
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【出前館】複数アカウントで初回クーポンを何度も利用すると逮捕される
宅配代行大手「出前館」の割引サービスを不正に利用したとして、警視庁は12日、埼玉県所沢市、料理人の被告の男(28)(私電磁的記録不正作出・同供用罪で起訴)を電子計算機使用詐欺容疑で再逮捕したと発表した。再逮捕は5日。
発表によると、男は昨年7月、スマートフォンのSIMカード14枚を使って出前館に14件の利用登録を行った上、初回の注文は1700円の割引を受けられるサービスを利用。東京都内などの飲食店14店にラーメンやカレーなどを注文し、出前館から割引分の計約2万3800円をだまし取った疑い。「ばれないと思った」と容疑を認めている。
いずれも「山田太郎」の偽名を使い、自宅や都内の実家で配達を受けていた。警視庁は男が2020年12月以降、80件の注文で計約13万円分の割引を不正に受けたとみている。男は昨年11月、ショートメッセージサービス(SMS)認証を不正に代行した私電磁的記録不正作出・同供用容疑で警視庁に逮捕され、同12月に起訴された。
引用:読売新聞オンライン
初回クーポンを何度も利用し、逮捕された事例が上記になります。
SIMカードを14枚使用して、14回も出前館で複数のアカウントを作成していました。複数回、初回クーポンを利用したことで合計23,800円もの割引を利用。
14回も初回クーポンを不正利用したことで、電子計算機使用詐欺容疑と私電磁的記録不正作出・同供用容疑で逮捕されました。
電子計算機使用詐欺容疑とは、コンピューターを用いて不正を行った場合に問われる罪です。立派な詐欺ということですね。
私電磁的記録不正作出・同供用容疑は、他人の事務処理を不正に誤らせる目的で電子記録の改ざんを不正に行うことです。偽名を使うことで電子記録を改ざんしていますよね。
複数アカウントで初回クーポンをもらいたいと思っても、実際にやってはいけません。逮捕される犯罪行為です。
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そもそも出前館で初回クーポンを何度も利用するのは規約違反
- 同一住所からのご注文は一回限りとさせて頂きます。
- 架空または虚偽注文をはじめ、不正・詐欺目的などの利用が発覚した場合、本キャンペーンの対象外とするほか、利用規約に基づき厳正に対処いたします。
- 同一の方による複数のアカウント(出前館ID、メールアドレス、携帯電話等)からの利用が発覚した場合、本キャンペーンの対象外とするほか、利用規約に基づき厳正に対処いたします。
初回クーポンは文字通り初めて注文する時だけに適用されるクーポンです。
同じ人物が初回クーポンを使えるのは1回きり。
電話番号が変わってもSIMカードを別のものに変えてもアカウントを複数作り、初回クーポンを何度も利用すれば厳正に対処されます。
厳正に対処されると、アカウントを一定期間停止させられたり永久に使えなくなったりします。出前館を利用したくても二度と使えません。
山田太郎と名乗って14回もの初回クーポンを利用した人は、厳正に対処した結果、警察に逮捕される結果となりました。
出前館で複数アカウントの作成は規約違反【同一住所はバレる】
第12条 禁止事項および会員登録の抹消・利用停止
利用者による以下の行為は禁止いたします。また、該当する事実が発覚した場合、当社は何ら通知を行わず、ご注文のキャンセル、会員登録の削除、今後の利用を停止できるものとします。その場合、今までご利用いただいていた会員ID、注文履歴も削除され、元に戻すことは出来ません。なお、これにより利用者が何らかの損害を被ったとしても当社は一切責任を負うものではありません。
1.会員登録時およびサービス利用時の虚偽情報の記載
2.スパム・メールや誹謗・中傷メールの配信、他社掲示板への書込みなど、当社、他の会員、もしくは第三者を不快にしたり、あるいは不利益をもたらすような行為
3.システムへの侵入行為(ハッキング)、その他当サイトに対する攻撃行為等、当サイトの運営を妨害する行為
4.会員資格の営利目的での不正使用
5.公序良俗に反する行為
6.法令に違反する行為
7.当社の記事、企画、投稿内容その他の無断転載・再配布
8.本人もしくは第三者のメールアドレスまたは会員ID、パスワードの不正使用
9.加盟店または当社の営業を妨害する行為
10.登録いただいたメールアドレスもしくは電話番号が不通または、無効になっている場合
11.本サービスの利用が一定期間ない場合
12.その他、当社が必要と判断した場合引用:出前館の利用規約
上記の内容に触れると、出前館のアカウントを抹消されるか停止になります。
抹消された場合は一生出前館を利用できなくなりますし、停止されたとしても停止期間はわかりません。
以下2つが複数アカウントの作成に該当する利用規約は、
- 会員登録時およびサービス利用時の虚偽情報の記載
- 会員資格の営利目的での不正使用
この2つに当てはまるでしょう。
複数のアカウントを使うこと自体、虚偽の情報になります。
また、クーポンを不正に受け取ることが目的のため営利目的の不正使用に当てはまります。もちろん、禁止行為をおこなっていますし、法律に触れているようなことであれば賠償責任などにも問われるかもしれません。
出前館のサイトにも賠償責任を取らせるという旨の記述があります。
関連記事出前館の利用規約
家族が同じ住所で利用するのは問題なし【出前館】
同じ住所の家族が新しいアカウントを作るのは、複数アカウントになりません。
当たり前ですが、違う人物だからです。
住所が一緒だと届ける場所が同じになるので、複数アカウントになるかどうか心配になる人がいるかもしれません。しかし、人物が違えば同じ住所でも、複数アカウントではないです。
ただ、注意ポイントとして決済情報や端末は別のものにしましょう。
同じクレジットカードで登録したり、同じスマホで登録した場合は、複数アカウントだと疑われる可能性があります。
現状のシステムでは、クレジットカードの情報や端末が同じである場合だと違う人物と判断しにくい状況です。
少しでも疑われたくなければ、決済情報と端末は別のものにするのは覚えておきましょう。